Nino Machaidze [音楽]

一ヶ月ほど前に購入して聴かずじまいだった、グルジア出身の新進ソプラノ歌手Nino Machaidze のリサイタルCDを聴き通しました。先程聴いた、E.Matthews とレパートリーは重なるようですが、Machaidze の声は身体全体から響いてくるややspinto掛った声で、歌唱のスケールも一回り大きく、将来Verdi後期以降(既にGilda やLaurettaを手掛けています)の作品にもレパートリーを広げる可能性がありそうです。1983年生まれと言う事ですから、現在、まだ28歳。スカラ座の研修所で勉強して、2007年にDonizetti の<La fille du regiment>のMarie をスカラ座で演唱してデビューと言う事ですから、凄い実力を持っている事が判ります。

Nino Machaidze 2.jpg

ただ、言葉の発音にやや癖があり、言葉を重要視している聴き手からは、辛口の批評が出されそうです。それでも、この若さでこれだけ完成度の高い歌唱を聴かせてくれるのだから、今の時点の無責任な批判は、的外れだと思います。



西ヨーロッパの音楽は、やはり西ヨーロッパ人が手掛けるのが良いと言う思い込みは、もう時代遅れですね。良い教育・訓練を受けた人材は、その人が一番惹かれるレパートリーを選ぶ権利・自由を持つと思います。これからも、世界各地から国・人種を超えた素晴らしい人材が出現するでしょう。逸材の出現を見ると、まだまだ音楽を聴く事は止められません。

arata
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