バロック舞踏の不気味さ [舞踏]

久し振りのブログ更新です。来る5月4日にバロック舞踏コンサートをする事になりました。貴族の舞踏会用の舞踏・劇場作品の中のEntreeと呼ばれる舞踏・同じく劇場作品の中で曲名が舞踏名になっている舞踏の3部構成です。その中にClavecin の独奏を挟みます。舞踏の数は9作品ですが、バロック舞踏は1作品の長さが短いので、場を持たせる為に舞踏の紹介や作品の背景の話を入れます。本当は、話を入れたくないのだけれど、バロック舞踏を知っている人は少ないので、話を入れる方がバロック舞踏をより深く理解して貰えると思い、話を入れる事にしました。

色々とバロック舞踏をリサーチしていると、今迄気付かなかった事が見えてきてとても勉強になります。こう言う時、YouTube はとても便利なサイトで、様々なバロック舞踏を観る事が出来ます。僕が共感出来ないスタイルの踊りがあったり、目指したいと思うスタイルの踊りがあったりします。色々とバロック舞踏の動画を探していたら、将来的に僕が目指したいスタイルの舞踏の動画を見つけました。







バロックとは、19世紀以降の美学研究者が17世紀から18世紀中頃までの芸術の様相を指して作った用語で、<歪な芸術>という意味です。長い間、バロック芸術は様式的で整った芸術と考えられてきましたが、17・18世紀の時代背景・精神・嗜好等を知ると、現代の我々にとって異常と思われる事柄・行動を当時の人達は平気で行っていた事が解ります。この動画も、不気味と感じられませんか?私には、この動画で踊っている人達の様子がとても不気味だと感じられます。この不気味さこそ、私が目指したいスタイルです。<歪な芸術>を再現出来るよう、感性を磨きたいと思います。
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