フランス語 [語学]

今年の8月から、大阪市営地下鉄四ツ橋線肥後橋駅近くにあるフランス語教室に通っています。バロック舞踏・バロック音楽に取り組むに当たって、フランス語の語感を身に付ける事が必要だ、と考えたからです。歌に取り組んでおられる方は、この事を十分感じておられると思います。

歌は、言葉が旋律に付けられている音楽です。言葉が旋律を活かし、旋律が言葉の内容を強める…そう思います。偉大な歌手ほど、旋律と言葉を、高い次元で一致させていますよね(M.Callasが、その最も代表する歌手だと思います)。

では、言葉の無い舞踏や器楽曲には、語感は必要ない?僕は、舞踏にも器楽曲にも、語感は必要だと考えます。或る国で作られた作品には、その国で使われていた言葉が、少なからず、作品に影響を与えていると、僕は考えます。だって、その作品を作った人は、その国の言葉で考えながら、作品を作ったと思うからです。

僕は、バロック舞踏に取り組んでいます。バロック舞踏の理論を作り、作品を多く生み出した国は、フランスなのです。やはり、バロック舞踏に取り組み続ける以上、或る程度、フランス語の語感を身に付ける必要があると思います。いくら、僕が好きであっても、バロック舞踏は、異文化の作品です。異文化を知るには、その異文化作品が作られた国の言葉を知る事も、重要だと思います。ネイティヴのように言葉を使えなくても(僕は日本人であって、日本人の思考で物事を考えますから)、語感を身に付けたいですね。

自分が取り組んでいるものは、異文化の作品だ、という事を忘れないようにしたいです。

arata
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nyankome

言葉と音楽は密接に結びついていますね。
特に歌の伴奏をするときに師匠からよく注意されます。
なかなか言葉を習いにいくことまではできませんが。
by nyankome (2010-10-02 14:56) 

arata

nyankome様
御訪問・nice・コメント有難うございます。
異文化に取り組む時、言葉が重要な鍵になる事に気付いたのは、Mezzo SopranoのT.Berganzaが、<作曲家が歌を作る時、そのイマジネーションを掻き立てるのは、言葉だと思います>と、インタヴューで応えていたのを読んだ時です。
数年前、或るバロック舞踏の講習会でも、<フランス語の詩に合わせてステップを踏む>と言うレッスンがありました。僕は参加出来ませんでしたけど。やはり、異文化を知るには、その異文化の国の言葉を知る事も重要だと思います。
arata
by arata (2010-10-02 16:09) 

glennmie

外国に行くと実感します。
その国の音楽は、その国の言葉でできているんだということを。
街角やレストランや教会や、いろいろなところで生きた音楽に接すると、強烈に、そう実感します。

録音された音楽ばかり聴いていたり、いろんな文献の文章で頭がいっぱいになると、どんどんわからなくなってしまうことが沢山ありますよね。

生きた言語に触れて、きっと沢山の新しい発見やひらめきが待っていると思います。
楽しみですね!

by glennmie (2010-10-02 18:28) 

arata

glennmie様
御訪問・nice・コメント有難うございます。
言葉って、本当に重要なものだと思います。その国の文化はその国の言葉によって作られます。出来るだけ生きた言葉と接したいです。言葉を大切にしたいです。自分が取り組んでいる事柄を尊重する為にも。
arata
by arata (2010-10-02 19:06) 

arata

アヨアン・イゴカー様
御訪問・nice 有難うございます。
arata
by arata (2010-11-21 08:20) 

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