Mttiwilda Dobbs [音楽]

先日、YouTubeで色んなソプラノ歌手の録音を探していたら、偶然、Mittiwilda Dobbsと言うソプラノ歌手の録音に出会いました。彼女は、1925年にアメリカのジョージア州アトランタに生まれました。彼女は、アフロ・アメリカンです。アフロ・アメリカンのクラシック畑の歌手と言うと、Leontyne Priceを代表するように、ドラマティコやリリコ・スピントの歌手を想像しますが、Dobbsは生粋のリリコ・レッジェロの声を持つソプラノ歌手です。1950年代に国際的に活躍した歌手で、今では、カタログに残っていませんが、録音も可也したそうです。彼女は、1960年代から1980年前後まで国際的に活躍した同じアフロ・アメリカンのソプラノ・リリコ・レッジェロのReri Gristの先駆者と言えるでしょう。

Dobbsは、基礎のしっかりした発声技術と長いブレスコントロールと盤石なコロラトゥーラの技術を持つ可也レヴェルの高い歌手です。また、、発音も明確で旋律に言葉が飲み込まれる事がありません。この様なハイレヴェルの歌手が、現在忘れられている事を残念に思います。彼女の存在がなければ、Gristも国際的名声を得る事も無かったでしょうし、その後を継ぐ存在のKathleen Battleも世界的に活躍する事も出来なかったでしょう。現在名声を得られている歌手達のルーツを辿っていけば、ちゃんとした先駆者の歌手がいるのです。その事を忘れないようにしたいものです。


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